入金消込とは、発行した請求のデータと、銀行などで実際に確認できた入金を照合し、どの請求が回収済みになったかを確定する作業です。

単に「銀行にお金が入った」と確認するだけではありません。どの請求に対する入金なのかを結び付け、まだ回収できていない請求を残すところまでが重要です。

最初に2つの一覧を用意する

請求側

|請求番号|取引先|請求額|支払期限|残額|
|---|---|---:|---|---:|
|INV-001|A社|110,000|9/30|110,000|
|INV-002|B社|55,000|9/30|55,000|

入金側

|入金日|振込名義|入金額|
|---|---|---:|
|9/28|Aシャ|110,000|
|9/30|ビーショウジ|55,000|

この2つを照合します。

照合は金額だけで決めない

同額の請求が複数あると、金額だけでは誤消込が起きます。

確認する順序は、

  1. 請求番号や取引先
  2. 振込名義
  3. 入金額
  4. 入金日
  5. 過去の振込パターン

です。

取引先名と振込名義が違う場合は、記憶だけで結び付けず確認します。

一致したら「回収済み」にする

対応関係が確認できたら、

INV-001
請求額:110,000円
入金額:110,000円
入金日:9/28
状態:消込済み
残額:0円

のように記録します。

行を削除するより、状態と入金日を残した方が後から追えます。

一致しないものは未解決のまま残す

入金額が少ない、名義が違う、どの請求か分からない場合は、

状態:確認待ち
理由:振込名義不一致

として残します。

無理にどれかへ当てるより、未解決を見える状態にしておく方が安全です。

一部入金なら残額を持つ

請求額110,000円に対して55,000円だけ入った場合は、

入金額:55,000円
残額:55,000円
状態:一部入金

とします。

「入金あり/なし」だけの管理では残額が消えます。

消込後に見るのは未消込一覧

毎回の作業終了時に、

  • 支払期限を過ぎた未入金
  • 一部入金
  • 名義不明
  • 金額不一致
  • 入金はあるが請求が見つからない

を一覧にします。

ここが次の確認作業になります。

小さな事業なら請求番号を共通キーにする

請求書、請求管理表、入金管理表で同じ請求番号を使うと、

請求書PDF
→ 請求一覧
→ 入金確認
→ 未入金確認

を1本でつなげられます。

入金消込の目的は、銀行明細を消していくことではありません。

回収済みを確定し、まだ回収できていない請求だけを正しく残すことです。

参考

  • NTTファイナンス「入金消込とは?」
    https://www.ntt-finance.co.jp/billing/biz/column/what-is-deposit-erasure
  • NTTファイナンス「入金処理とは?」
    https://www.ntt-finance.co.jp/billing/biz/column/deposit-processing
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