引継ぎ書を「担当業務を全部まとめた1冊」にすると、後任者は必要な場所を探すだけで疲れます。

実務では、1業務1枚に分けると更新しやすく、必要な業務だけ確認できます。

たとえば、月末請求、顧客CSV取込、毎週の進捗報告、問い合わせ一次対応を別ページにします。

最初に何のための業務かを書く

業務名:月末請求
目的:当月納品分を漏れなく請求する

目的が分かると、手順変更が起きたときも何を守るべきか判断しやすくなります。

いつ始める業務かを書く

頻度:毎月1回
開始条件:毎月25日、納品一覧が確定したら開始
期限:月末最終営業日の17時まで

「必要に応じて」ではなく、開始条件を具体化します。

通常手順は短く番号で書く

1. 納品一覧を開く
2. 当月納品済みだけ抽出
3. 見積・変更履歴と金額を照合
4. 請求書PDFを作成
5. 顧客へ送信
6. 請求一覧へ送信日を記録

画面操作が複雑なら、詳細手順書やSOPへのリンクを別に置きます。

判断が必要な場所を残す

例外:
- 金額不一致 → 送信せず担当者へ確認
- 請求先不明 → 顧客マスタ更新担当へ確認

通常手順だけでは、例外発生時に後任者が止まります。

連絡先は誰に何を聞くかまで書く

会計システム:経理担当
顧客情報:営業担当
システム障害:社内IT窓口

人名だけでなく役割を残すと、担当者交代後も更新しやすくなります。

完了条件を決める

完了条件:
- 当月対象の未処理0件
- PDF保存済み
- 送信日記録済み

1業務1枚テンプレート

業務名:
目的:
頻度:
開始条件:
期限:

必要なもの:
-

通常手順:
1.
2.
3.

判断ポイント・例外:
-

連絡先:
-

関連ファイル・URL:
-

完了条件:
-

最終更新日:

完成したら、業務を知らない人が読んで、いつ始めるか、必要ファイルを開けるか、例外時の連絡先が分かるか、終了条件が分かるかを確認します。

引継ぎ書の品質は情報量ではなく、後任者が次の行動を決められるかで見ると実用的です。

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