青色申告決算書は、入力画面を開いてから数字を探し始めると止まりやすくなります。
先に、1年分の帳簿と年末にしか決まらない項目を分けて準備します。
2026年9月時点では、令和8年分の確定申告期向け様式・手引きが出そろっていない可能性があります。実際の申告時は、国税庁が公開する令和8年分の最新様式・手引きを確認してください。
1. 年間の帳簿を締める
まず、日々の記帳を年末まで入れます。
複式簿記で青色申告特別控除55万円・65万円を狙う場合は、仕訳帳・総勘定元帳を基に貸借対照表と損益計算書を作れる状態が必要です。
確認するもの:
□ 売上
□ 仕入
□ 経費
□ 現金
□ 普通預金
□ 売掛金
□ 買掛金・未払金
2. 売上の未入金分を確認する
12月31日時点で請求済み・未入金の取引があるなら、帳簿上どう計上されているか確認します。
銀行入金だけを売上として追っていると、年末時点の売掛金が抜けることがあります。
3. 年末棚卸をする
商品・材料など棚卸資産がある事業では、年末の在庫数量・金額を確認します。
「買った金額を全部その年の経費」として終わらせず、年末に残っている棚卸資産を決算へ反映します。
4. 固定資産を一覧にする
PC、車、設備などは、購入時に全額を単純な経費へ入れないものがあります。
取得日
資産名
取得価額
事業使用開始日
耐用年数
事業使用割合
を確認します。
少額資産の特例を使う場合は、取得日・金額・青色申告者としての要件も確認します。
5. 家事按分を確定する
自宅家賃、電気、通信費などを家事と事業の両方で使っている場合は、事業分を合理的に区分します。
年末に突然「50%」と決めるのではなく、面積・使用時間・利用回数など、自分の業務で説明できる根拠を残します。
6. 現預金を実残高と合わせる
12月31日時点の預金残高を銀行の残高と照合します。
現金を帳簿管理しているなら、現金残高も確認します。
貸借対照表を作る場合、ここがずれていると他の勘定まで確認が必要になります。
7. 決算調整だけを別一覧にする
日々の記帳とは別に、
棚卸
減価償却
家事按分
未収・未払
事業主貸・事業主借
など年末に確認する項目を一覧にします。
作成前チェックリスト
□ 1年分の記帳が終わった
□ 銀行・現金残高を照合した
□ 売掛・未収を確認した
□ 買掛・未払を確認した
□ 年末棚卸を確認した
□ 固定資産一覧を確認した
□ 家事按分の根拠を残した
□ 決算調整項目を一覧にした
□ 申告年分の最新手引きを確認した
青色申告決算書の入力は最後の工程です。
入力前に元データを揃えるほど、申告画面で数字を探す作業が減ります。
あわせて確認
参考
- 国税庁「No.2070 青色申告制度」
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2070.htm - 国税庁「個人で事業を行っている方の記帳・帳簿等の保存について」
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/kojin_jigyo/index.htm - 国税庁「令和7年分 確定申告書等の様式・手引き等」
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/syotoku/r07.htm
