同じWordファイルを編集するたびに、

提案書_v01.docx
提案書_v02.docx
提案書_v03.docx

と増やす方法があります。

一方、OneDriveでは同じファイルを編集し続けても、以前のバージョンへ戻せます。

どちらか一方が正しいのではなく、用途が違います。

OneDriveのバージョン履歴が向くケース

Microsoftは、OneDriveやSharePointに保存されたファイルについて、以前のバージョンを確認・復元できるバージョン履歴を提供しています。

作業中の文書なら、

  • 同じURL・同じファイルを共有したい
  • 共同編集したい
  • 誤編集から戻したい
  • コピーを大量に増やしたくない

場合に向いています。

ファイル名の版管理が向くケース

一方で、

  • 顧客へ提出する
  • メール添付する
  • 納品ZIPへ入れる
  • 監査証跡として固定したい

ファイルは、明示的な版番号を付けたコピーの方が扱いやすくなります。

相手へ送った v1.2 を後からクラウド上で書き換えてしまうと、「相手が持っている版」と「現在のファイル」が一致しなくなります。

作業中と納品後を分ける

実務では、

作業中

OneDrive上の1ファイルを更新
バージョン履歴で過去に戻せる

レビュー時

大きな節目だけ v0.9-review など固定版を作る

納品時

v1.0 として別ファイルを固定

という使い分けが分かりやすいです。

OneDriveで以前の版へ戻す

Microsoftの現行案内では、OneDrive上で対象ファイルを選び「バージョン履歴」から過去の版を確認し、復元できます。

Officeファイルだけでなく、PDFや写真など各種ファイルでもバージョン履歴が利用できます。

Microsoftの現行案内では、バージョン履歴はすべてのファイル種類で利用できるとされています。ただし、保持期間や利用可否はアカウント種別・管理者設定などの条件を確認してください。

バージョン履歴は万能なバックアップではない

バージョン履歴は誤編集から戻すには便利ですが、「業務全体のバックアップ」と同じではありません。

Microsoft 365ではOneDrive全体を過去の状態へ戻す機能もありますが、保持期間や契約条件があります。

重要データは、版管理とは別にバックアップ設計を持った方が安全です。

使い分けを1行で決める

小さな事業なら、

作業中はクラウド履歴、外へ渡す版はファイル名で固定

と決めるだけでも混乱が減ります。

参考

  • Microsoft Support: OneDriveに保存されているファイルの以前のバージョンを復元する
    https://support.microsoft.com/ja-jp/onedrive/restore-a-previous-version-of-a-file-stored-in-onedrive
  • Microsoft Support: OneDriveを復元する
    https://support.microsoft.com/ja-jp/onedrive/restore-your-onedrive

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