別のPCでPowerPointを開いたとき、文字の行数や位置だけが変わるなら、最初にフォントの置き換わりを疑います。PCにないフォントが代替されると文字幅が変わり、テキストボックスの改行位置まで動くためです。
文字がずれるPCとフォントを比較する
- 元PCと相手PCで、問題の文字列が同じフォント名になっているか比べます。
- フォントが同じでも、フォントサイズやテキストボックスの余白・自動調整設定に差がないか確かめます。
- プレゼンテーション全体がずれるのか、独自フォントを使うスライドだけなのか分類します。
- 相手PCのPowerPointの版とOS、閲覧アプリが同じか確認します。
置換・埋め込み・PDFの3案を選ぶ
- まず複製ファイルを作り、崩れたスライドを元のPCで開きます。
- [ホーム]→[置換]→[フォントの置換]で使われている書体を確認し、相手PCにもある書体へ変更する案を検討します。
- 書体を変えたら、改行と図形の左右余白を1枚ずつ確認します。特に見出しは数文字の差が目立ちます。
- 編集する相手と共有する場合は[ファイル]→[オプション]→[保存]のフォント埋め込み設定を確認します。使用書体が埋め込み可能かも条件です。
- 閲覧だけが目的なら、PowerPointとともにPDFも添えてレイアウト確認用として使います。
フォント置換で他のスライドまで変わる場合
- 「フォントを埋め込む」を選んでも、すべてのフォントで埋め込みが許可されるとは限りません。
- 全ページを画像化すると編集性やアクセシビリティが失われるため、まず文字の置換・埋め込みを試します。
- 「フォントの置換」はプレゼンテーション全体に波及するので、元ファイルではなくコピーへ適用します。
相手PCで文字幅を比較する
- 相手PCで開き直したとき、見出しの改行位置、表の文字のはみ出し、注釈欄の最終行を比較します。
- PDFとの見た目の差を確認し、相手が編集可能な状態を維持したいのか閲覧だけでよいのかを共有します。
実務での具体例
例:元PCでは「月次売上報告」が1行なのに、相手PCでは2行になった場合、テキストを縮小する前にフォントが別書体へ置き換わっていないか確認します。
直し方の選択例
見出しが「月次売上報告」で元PCでは1行、相手PCでは2行になった場合、まず相手側で使用されている実際のフォントを確認します。元PCとフォント名が一致していなければ代替フォントによる文字幅の差が原因候補です。両方で使えるフォントに置換するときは、タイトルだけでなく表の文字やフッターも確認します。
編集が必要なら埋め込みが許されるフォントを選ぶ方法があります。ただしWeb版のPowerPointにはデスクトップ版と同じ置換操作がない場合があります。閲覧専用ならPDFを併送し、相手にはPDFは見た目の確認用、PPTXは編集用と役割を伝えると誤認を減らせます。PDFとPPTXをそれぞれ開き直して比較してください。
