Excelグラフで月ごとに縦軸の上限が変わると、同じ10の差が大きくも小さくも見えます。同じ指標の複数グラフを比較する場合は、縦の数値軸の最小値・最大値を固定する方法が使えます。ただし、データを見切らせない条件付きで設定してください。
自動スケールで比較が難しくなる例
自動目盛ではExcelが各グラフのデータ範囲に合わせて境界値を決めます。売上が80〜100の月と800〜1000の月でグラフを並べると、どちらもほぼ同じ高さの棒に見えることがあります。同一単位・同一期間・同一集計方法かを合わせてから軸を固定します。
縦軸の境界値と目盛間隔を指定
グラフの縦(数値)軸を選び、右クリックの[軸の書式設定]を開きます。[軸のオプション]で[境界値]の最小値・最大値を自動から固定値へ変更します。たとえば対応件数の比較なら最小0、最大120、主単位20にするなど、事前に決めた尺度で統一します。横軸が文字列の項目軸になっている場合、設定する場所が異なります。
外れ値を含めたグラフを検算する
前月95件、今月105件を同じ0〜120の軸に並べると差を正しく比較できます。別の月で150件になれば最大120のグラフでは上部が切れて見える恐れがあります。更新後にMAX(元データ範囲)が設定上限以内か、MINが下限以上かを確認する検査欄を設けます。
固定軸がデータを隠すリスク
特に棒グラフの縦軸を0以外から始めると大小の印象が強く変わるため、意図的に軸を狭めた場合は注記を付けます。折れ線・散布図と棒グラフでも読み方が異なります。マイナス値、外れ値、空白データを隠したまま「改善」と判断せず、軸設定とデータ範囲をセットで見直してください。
