Wordの資料で、章の見出しだけが前のページの最後に残り、説明文が次のページから始まってしまうことがあります。見出しの段落に[次の段落と分離しない]を設定すると、見出しと直後の本文を同じページに配置しやすくなります。 空白行や手動改ページを大量に入れて位置を調整する必要はありません。

「見出しが孤立する」問題を先に見分ける

たとえば「3. 検査方法」という見出しが1ページ目の最下部にあり、説明の最初の一文だけが2ページ目にある場合、見出しと本文のページ境界を制御します。一方、本文の段落そのものが途中で割れる問題には[行を分割しない]など別の設定が対応します。見出しの問題と本文の問題を混同しないことが最初のポイントです。

見出しと次の段落を同じページに置く手順

  1. 元の文書のコピーを作り、問題の見出し行にカーソルを置きます。
  2. [ホーム]タブの[段落]ダイアログを開きます。見出しの上で右クリックして[段落]から開いても構いません。
  3. [改行と改ページ]タブに移動します。
  4. [次の段落と分離しない]にチェックを入れます。
  5. [OK]で閉じ、見出しと次の本文が同じページに移ったかを印刷レイアウトで確認します。

Wordは、見出しと直後の段落をまとめて配置しようとします。そのため、ページ末尾に収まらなければ両方が次のページへ送られます。見出しの前に余白が生まれることは必ずしも失敗ではありません。

文書全体の見出しに同じ設定を適用する

長いマニュアルで見出しが何十個もある場合、1か所ずつ直すより見出しスタイルへ設定を組み込む方が後で崩れにくくなります。

  1. [ホーム]のスタイル一覧で、使用中の[見出し 1]や[見出し 2]を探します。
  2. 該当スタイルのメニューから[変更]を開きます。
  3. [書式]→[段落]→[改行と改ページ]で[次の段落と分離しない]を設定します。
  4. スタイルを更新し、そのスタイルを使った複数の見出しで配置を確認します。

見出しの文字を太字にしただけでは、その段落は見出しスタイルになりません。複数ページの文書なら、スタイルを使って章立てを管理すると目次の自動生成にもつなげられます。

うまくいかないときのチェック

見出しの前で必ず改ページされる

[段落]の[段落前で改ページする]が有効だと、次の段落とまとめる設定とは別に、その見出しから新しいページが始まります。意図しない場合だけ解除してください。大見出しを毎ページ先頭に置きたい文書では有効な場合もあります。

見出しの後に空白段落が多い

空白段落が続くと、「次の段落」として結び付くのが空白行になり、期待する本文と一緒に移動しない場合があります。段落記号を表示して、余計な空行を減らし、必要な余白は段落前後の間隔で管理します。

何行もまとめられ、ページに空白が増える

複数の段落に次々と同じ設定が入ると、長いまとまりが次ページへ押し出されることがあります。見出しと最初の本文に必要な範囲だけを設定し、本文全体に無条件で適用しないようにします。

仕上げはPDF表示でも確認

Word上では自然でも、別のフォントや用紙サイズで表示するとページの境目が変わることがあります。提出用ならPDFに変換し、見出し・最初の説明文・次ページ冒頭を一緒に確認しておくと安心です。

参考資料

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