PowerPointへ挿入したSVGの色が変えられない場合、画像としての一括色変更が可能な状態か、個々の図形を編集できる状態かを確認します。SVGとPNGでは編集できる内容が異なります。また、すべてのSVGが分解・再配色できるとは限りません。
SVGとPNGの見分け方
挿入した素材を選び、[グラフィックス形式]などSVG用のタブが表示されるか確かめます。PNGは一般にラスター画像なので、ピクセル単位の編集が前提です。SVGはベクター画像ですが、複雑なグラデーション・クリップ・外部参照などを含むものはOffice上での編集に制約が出る場合があります。画像の拡張子だけで「完全編集可能」と判断しないでください。
挿入経路による編集範囲の違い
Microsoft 365ではSVGを挿入し、[グラフィックス形式]で全体の色や効果を調整できる場合があります。個々の部品へ分解したいなら、右クリックの[図形に変換](Convert to Shape)を検討します。公式案内では変換後に各部品を選び[図形の形式]で色を変え、必要に応じて再グループ化する手順を示しています。
図形化・画像編集の可否を確認
変換できない場合は、素材をSVG対応の編集ソフトで開いて色を変更し、再挿入する方法があります。Officeへ入れた画像を無理に何度も変換すると形状が崩れることがあるため、元のSVGを保管します。ブランドロゴなど利用規約により改変禁止の素材は、変更権限を確認することが先です。色の変更と著作権・商標の利用可否は別の問題です。
レイアウトを崩さず配色をそろえる
テストスライドでSVGを一つ複製し、全体色変更と図形変換を別々に試します。元のサイズと縦横比を維持したまま色だけが変わるか、文字や線が欠落していないか、PDF出力後も劣化していないか確認します。元ファイルと変更版を並べて視覚比較してから、他のスライドへ置き換えます。
