Windowsのクリップボード履歴を使うと、コピーした複数のテキストや画像が端末内に保持され、設定によっては他の端末と同期される場合があります。業務で個人情報やパスワードを扱うPCでは、履歴と同期の設定を確認してから運用ルールを決めます。

コピー履歴に残り得る情報を確認

Windowsキー + Vでクリップボード履歴を開けます。コピーした内容が履歴に保存されると、後で別の場所へ誤って貼り付ける可能性があります。パスワードや顧客情報をコピーする業務では、「貼り付けた後に履歴へ残る可能性」を考えてください。履歴に保存できる形式やサイズには制限があり、コピーした全内容が無制限に記録されるわけではありません。

クリップボード履歴の設定と削除

Windows 11では[設定]→[システム]→[クリップボード]で履歴のオン・オフを確認できます。履歴を使わない運用ならオフにし、既に残った項目は[クリップボードのデータのクリア]で消去します。Windowsキー + Vの一覧から項目ごとに削除する方法もあります。Microsoftの案内では、ピン留めした項目は通常の全消去で残ることがあるため個別に確認します。

クラウド同期の有無を区別

同じ設定画面ではクリップボード履歴のデバイス間同期についても確認できます。仕事用PCでは、個人用Microsoftアカウントとの同期を意図せず有効にしないようにします。端末の組織管理ポリシーで設定が制限される場合は、管理者の指示に従ってください。ローカル履歴を消すことと、すでに別アプリに貼り付けた内容を消すことは別です。

業務データを貼り付ける前後の確認

機密情報をコピーした後は、貼り付け先が正しいか、履歴に残っていないか、他の端末に同期されていないかを確認します。共有PCではログアウトや再起動だけに頼らず、必要な範囲で履歴の削除を行います。クリップボード履歴以外にもアプリの下書きや入力補完に情報が残る場合があり、情報の取扱規程全体での対策が必要です。

参考資料

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