OCRで領収書を読み取ったあとの金額は、機械が出した数値をそのまま会計データに確定しないでください。原本画像と抽出結果を並べ、合計・税額・日付・支払方法を順番に照合すると、数字の取り違えを発見しやすくなります。

OCRで間違えやすい数字の種類

領収書で誤認識しやすいのは、数字の 0/8、1/7、カンマや小数点、手書きの合計、複数の税率欄です。背景の線や折り目が数字を分断する場合もあります。「合計」と「お預かり」「お釣り」も意味が異なります。OCR結果には文書番号・抽出日時・元ファイル名を付けて、読み取り値を後から再確認できるようにします。

日付・合計・税額などの照合順

確認は①発行日と支払先、②取引内容、③税込合計、④税率別合計や税額、⑤支払方法の順に行います。例えば原本の税込合計が 12,980円、OCR結果が 12,930円なら、差額50円を手入力して帳尻を合わせるのではなく、読み間違えた文字と明細行を探します。税率別の金額の足し合わせも再計算しますが、丸め方によって単純な明細合計と端数が一致しない場合があります。

読み取れなかった行を記録する

インクが薄くて値が判別できない行は、「不明」を明示して人の確認に回します。AIへ数値を推測させて確定値として保存することは避けます。よく似た2枚の領収書を1枚として結合したり、1枚を二重計上したりしないよう、元画像のハッシュや発行元・日付・金額を重複確認の補助に使います。同額の正当な別取引もあるため、金額一致だけで削除しないでください。

原本と修正履歴を残して確認する

原画像、OCRで抽出した値、修正後の値、修正理由、確認担当者、確定日を関連付けます。例:税額 180→130(原本の数字を拡大確認)のように値の変化を記録します。受領した電子領収書は必要な電子取引データの保存を行い、原本ファイルを「再撮影した画像だけ」で置き換えないよう注意します。機密データを外部OCRサービスへ送信する場合は取扱規程・利用条件を確認してください。

参考資料

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