操作マニュアルの画面写真に顧客名やメールアドレスが映っていたら、公開前に画像からその情報自体を取り除きます。WordやPowerPoint上で単に黒い図形を重ねるだけだと、元画像が残って取り出せる場合があるため、安全な伏せ方を分けて考えます。

個人情報が映る場所を点検

画面写真の氏名・電話番号・メール・住所のほか、ブラウザのアカウント名、通知ポップアップ、タブ名、ファイルパス、管理番号、QRコード、APIキーの表示を確認します。個人情報が一見ない画像でも、URLのパラメータやプロジェクト名が識別子になる場合があります。公開用の画像台帳には「画像ファイル」「映り込み箇所」「修正日」「確認担当者」を記録します。

図形を重ねるだけでは危険なケース

プレゼン資料やWord文書で黒い長方形を上に置いただけでは、元画像を選択・編集・抽出できる場合があります。画像のトリミングも、ファイル内部に切り取った範囲が残る設定があります。PDFにしたあとで黒い矩形を描く方法も、下の文字が選択・抽出できる場合があり安全と断言できません。機密情報を隠す作業は表示上の装飾ではなく、元データの除去として扱います。

画像自体を編集して伏せる

可能なら練習用のダミーデータを表示して撮り直します。撮り直せない場合、複製画像を画像編集ソフトで開き、隠す部分の画素そのものを塗りつぶすなど復元できない処理をして、別の平坦化画像として保存します。ぼかしやモザイクは文字の輪郭が推測できることがあるため、特に小さな文字列やQRコードには全面の不透明な塗りつぶしを使います。編集元画像は公開用フォルダに置かないでください。

PDF化後も文字や画像を抽出して検査

置き換えた画像をマニュアルへ挿入し直し、旧画像オブジェクトが残っていないか確認します。Word・PowerPointの場合は文書検査で非表示情報や画像関連データを確認し、PDF化後は別ビューアでコピー・検索・添付ファイル・メタデータを点検します。提出用ファイルから情報を抽出できないか再確認し、原本と完成物はアクセス権の異なる場所に保管します。

参考資料

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