クレーム解決後の報告は、謝罪文だけで終わらせず、『何が分かったか・何をしたか・今後どうするか』を区別すると伝わりやすくなります。

この記事では、クレーム対応が完了した後の報告メールについて、「確認できた事実」「実施した対応」「今後の対応」を簡潔に伝えるための手順と文面例を整理します。

先に結論

解決報告では、謝罪の言葉に加えて「確認の結果どうだったか」「何をしたか」「今後どうするか」を分けて書きます。原因は調査で確認できた範囲だけを書き、再発防止策は実施が決まっているものだけを書きます。

手順

  1. 確認できた事実を書く:調査で最終的に確認できたことを簡潔に示します。確認できなかった点は推測で埋めません。
  2. 実施した対応を書く:何を・いつ行ったかを具体的に書きます(再発送日、返金日、追跡番号など)。
  3. 相手にお願いすることを書く:返送や受け取り確認など、相手に追加の操作が必要な場合だけ明示します。
  4. 再発防止策を書く:書く場合は、実施が決まっているものだけを具体的に書きます。
  5. 問い合わせ先を示す:追加で確認したいことがあった場合の連絡先や方法を書きます。

文面の例

件名:【ご報告】○月○日のお問い合わせへの対応結果について

○○様

お待たせいたしました。○月○日にご連絡いただいた件について、確認と対応が完了しましたのでご報告いたします。

■確認の結果
弊社の出荷作業で商品の取り違えがあり、ご注文と異なる商品をお届けしていたことが分かりました。ご不便をおかけし、申し訳ございませんでした。

■実施した対応
○月○日に、ご注文の商品を再発送いたしました。追跡番号は○○○○です。

■お願い
誤ってお届けした商品は、お手数ですが同封の着払い伝票でご返送ください。

■今後の対応
出荷前に、注文番号と商品を担当者が照合する手順を追加しました。

ご不明な点がございましたら、このメールへのご返信、または○○窓口(電話:○○○-○○○○)までご連絡ください。

解決報告に入れる項目

項目 書く内容 確認のポイント
確認の結果 調査で確認できた事実 推測が混ざっていないか
実施した対応 内容と実施日 日付・番号が正しいか
お願い 相手に必要な操作 不要なら省略してよい
今後の対応 実施が決まった再発防止策 過大な約束になっていないか
問い合わせ先 窓口と連絡方法 相手がすぐ連絡できるか

送信前の確認チェック

  • [ ] 原因を推測で書いていない
  • [ ] 再発防止策を過大に約束していない
  • [ ] 補償の内容や条件が社内ルール・これまでの案内と一致している
  • [ ] 完了した対応と、まだ残っている対応の区別がはっきりしている

具体例

「確認の結果、出荷時に商品の取り違えがありました。ご注文の商品を再発送し、追跡番号は…」のように、確認できた事実と実施した対応を分けて書きます。

よくある失敗

  • 謝罪文だけで、何が分かり、何をしたのかが書かれていない
  • 調査で確認できなかった原因を、推測で書いてしまう
  • 「二度と起こらないよう徹底いたします」のように、中身のない再発防止を約束する
  • 補償の内容が、社内ルールや以前の案内と食い違う
  • 一部の対応が残っているのに「完了しました」と書いてしまう

このページでは扱わないこと

原因が分かる前の初動返信と、調査中に送る経過報告は扱いません。このページは、事実と対応が確定した後の報告に絞っています。

関連ページ

  • クレームメールの初動返信|事実未確認の段階で書く内容
  • クレーム調査中の経過報告メール|回答待ちを放置しない伝え方

確認日: 2026-09-28

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