Windowsでファイルをコピーした後に「作成日時」が変わっていても、本文が改変されたとは限りません。コピー先で新しいファイルが作られた時刻が記録され、更新日時とは違う動きをすることがあります。
コピー元とコピー先の日時を区別する
- エクスプローラーの[作成日時]と[更新日時]を別の列として表示します。
- コピーか移動か、同一ドライブ内か別ドライブかを確認します。
- クラウド同期やZIP展開を経由したかも調べます。
- 内容を確認したい場合はタイムスタンプではなくハッシュの比較を使います。
日時ではなく内容も比較する
- 元ファイルは残したまま、別フォルダにコピーしてみます。
- 両ファイルの作成日時・更新日時・サイズを一覧で比較します。
- PowerShellなどでSHA-256ハッシュを計算し、ファイル内容が一致するか確認します。
- 更新日時を基準に並べる運用なら、作成日時との違いを台帳に記録します。
- バックアップや移行で日時が必要な場合、使用するコピー方法の仕様を確認してから本番へ適用します。
日時だけで改ざんと判断しない
- 作成日時を変更するツールは監査証跡を混乱させるので、理由なく使わないでください。
- Office文書の内部メタデータとファイルシステム上の日付は別です。
- 同期サービスをまたぐ場合はサービス側の日時が加わることもあります。
SHA-256で内容が一致するか調べる
- 同じハッシュであれば内容のバイト列は一致していると確認できます。
- コピーした後に文書が開けるか、必要な機能が維持されているかもチェックします。
コピー直後の「新規作成」を誤解しない
例として昨日作成したWordファイルを今日別フォルダーへコピーすると、コピー先の作成日時が今日になっても、内容を最後に変更した更新日時は昨日のままというケースがあります。ファイルシステムやコピー方法による差なので、作成日時が違うだけで内容の改ざんとは判断できません。
監査で同一内容を確かめる場合は、元ファイルとコピーのSHA-256を計算して比較します。ただしファイルのタイムスタンプとOffice文書に含まれる作成者・最終保存者などのメタデータは別に管理されることがあります。日時の記録が必要なら「何の日時を比較したか」を台帳に残してください。
コピー時の日時の扱いはコピー方法で変わる
「作成日時」はファイルシステムが記録する時刻で、文書中の作成日ではありません。Windowsのファイル時間はアプリが取得・設定でき、コピー先で新規ファイルが作られる際の日時処理はファイルシステムやコピー手段にも左右されます。日時を保持したい業務では、ツール名とコピー元・先を記録してサンプル1件で検証してください。
