Word内のURLや目次リンクが使えていたのに、PDFに変換するとクリックできなくなることがあります。まずWordの文字が本当のハイパーリンクになっているかを確認し、次にPDFへの書き出し方法を見直します。 単に青字・下線を付けただけの文字はリンクとは限りません。また、プリンター経由でPDFにする方法と、Wordの保存・エクスポート機能を使う方法では、出力結果に差が出ることがあります。

最初にWord上のリンクを確認する

元のWord文書を開き、問題の文字にカーソルを合わせます。URLが記載されているだけか、リンク先が設定されているかを確認します。

リンクになっていなければ、文字を選択して[挿入]→[リンク]からリンク先のWebページURLを設定します。文書内の見出しへ移動させる場合は、見出しスタイルやブックマークを使ったリンクを設定できる場合があります。

リンク先のURLが間違っている場合、PDF化の問題ではありません。 Wordの段階で正しいリンクを開けるか確かめてから変換します。

Wordの「保存」「エクスポート」からPDFにする

  1. 元ファイルのコピーを保存します。
  2. Wordの[ファイル]→[名前を付けて保存]などからPDF形式を選びます。
  3. または[ファイル]→[エクスポート]→[PDF/XPSの作成]を利用します。
  4. 出力後のPDFをAcrobatやブラウザで開き、問題のリンクを試します。
  5. Wordで開けるリンクがPDFでも開けるかを比較します。

Microsoftの公式資料では、OfficeデスクトップアプリからPDFへ保存・変換する方法が説明されています。一部の環境では、印刷用PDFの変換方式に制限や既知の挙動があります。同じファイルを別の変換方法で作り、結果を比較することが切り分けに役立ちます。

URLリンクと文書内リンクは別に確認する

外部サイトへのURLは開けても、PDFの目次から本文へ移動するリンクが機能しない場合があります。内部リンクはWordの見出しやブックマークに依存するため、変換方法だけでなくWordの文書構造も確認します。

例えば、太字の文字を見出しの代わりに使っていると、PDFに目次が生成されても適切なリンク先に結び付かないことがあります。重要な見出しにはWordの見出しスタイルを設定し、必要に応じてPDFのオプションを確認します。

印刷からPDF化したときだけリンクが消える

「PDFとして印刷」は、紙へ印刷する結果を電子ファイルに置き換える使い方です。この方法でクリックできるリンク情報が引き継がれるとは限らないため、文書を配布する目的であれば、Wordの保存・エクスポートからPDFを作る方法を優先して比較します。

Mac版Wordでは、出力オプションによってハイパーリンクが正しく変換されないことがあると、Microsoft公式サポートに注意書きがあります。使用しているOSとWordの版を特定したうえで、可能な保存方式を試します。

変換後に確認する場所

  • 冒頭の外部リンク:実際のリンク先に開けるか。
  • 目次:正しい章へ移動できるか。
  • メールアドレス:適切にメール作成へ進めるか。
  • ファイルへのリンク:受け取り側に存在しないローカルパスを参照していないか。

外部のローカルファイルへリンクしているWord文書では、送付先のPCに同じパスがないためリンクが機能しないことがあります。単にリンクが青いかどうかではなく、受け取る側の環境でも開けるかを判断基準にします。

参考資料

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