印刷したバーコードが読めないときは、データ自体の誤りと印刷状態の問題を分けます。バーコードの種類、読み取り機の対応、左右の余白、縮小率、印刷コントラストを確認し、最終的には使用する読み取り機で検査してください。
バーコードの種類と読み取り機を照合
印刷物がEAN/UPC、Code 128、GS1-128、QRコードなどどの種類かを確認します。スキャナが該当方式を読めるか、データ内のチェックディジットや識別子に必要な設定があるか調べます。たとえば取引先指定のGS1-128に、普通のCode 128の設定だけで作ったデータを渡すと、要求される形式を満たさない場合があります。データの桁数・構成も規格と照らします。
線の太さ・余白・解像度を確認
GS1が説明する「クワイエットゾーン」は、バーコードの左右などに必要な余白です。枠線や商品名を近づけすぎると読取の妨げになります。細いバーがつぶれたり、背景色とバーのコントラストが低すぎたり、線がかすれたりしていないか見ます。必要なサイズと余白寸法は方式ごとに異なるため、他方式の数値をそのまま当てはめないでください。
プリンターで縮小された場合を調べる
PDFや画像を印刷する際、プリンタの「用紙に合わせる」「縮小して印刷」が指定寸法を変えていないか確認します。倍率100%での印刷が必要な帳票では、印刷設定を記録します。低解像度のバーコード画像を拡大した場合、輪郭がぼけることがあります。再生成できるなら印刷サイズと規格に合わせたデータから作り直し、スマホ画面に映るかどうかだけで合否を決めません。
実機読み取りで合否を確認する
テストでは実際に使用するスキャナと紙・プリンタ・印刷設定で複数枚を読み取り、読み取り成功率と誤読の有無を確認します。GS1が求める運用では規格に合った検証機器による品質評価が必要な場合があります。番号が一回読めたから量産してよいとは限りません。結果、用紙、倍率、印刷濃度、発生した不具合を記録してから配布します。
